スマートフォンとMTPモードを持つUSB機器を使用不可能にする設定について
- 2014年10月6日より、MTP/PTP接続デバイスの「読み取り専用」制御、およびファイル操作ログ収集に対応した更新パッチを公開しております。MTP/PTP接続デバイスを「読み取り専用」にする設定については、別資料をご確認ください。
- Windows端末に接続する場合の説明となります。Mac端末で制限可能な内容については、SKYMEC IT Managerの操作ガイドをご参照ください。Linux端末のデバイス制御については対応しておりません。
スマートフォンやデジタルカメラ、携帯音楽プレーヤー、タブレット端末など、MTPモードやPTPモードを持つ機器(WPD:Windows Portable Devices)をSKYMEC IT Managerで使用不可能にする方法は以下の通りです。
PTPモードやMTPモードで接続された場合、SKYMEC IT Managerでは「読み取り専用」の制御ができない為、使用禁止の設定をおこない、情報の持ち出しを制限する必要があります。
なお、「読み取り専用」制御には、2014年10月6日公開のパッチを適用することで対応します。
- 1. デバイス種別制御設定で、一括で「使用不可能」に設定する
- ただし、デバイスを個別に「使用可能」に設定している場合は、個別設定の制限が優先されますので、2.の作業をおこなう必要があります。
- 2. 個別設定で「使用可能」となっているデバイスを「使用不可能」に設定する
- 管理状態が個別に「使用可能」となっているデバイスを、「使用不可能」に変更します。
- 3. 初期登録の設定画面を確認する
- 初期設定の状態では、未登録のUSBデバイスを使用したときには「使用不可能」になるよう設定されています。ただし、この登録設定が「使用可能」となっていると、制御ができないため、「使用不可能」になっているか設定画面を確認してください。
1. デバイス種別制御設定で、一括で使用を制限する
「デバイス種別制御設定」画面で下記の種別のイラストをクリックし、「使用不可能」に設定します。
※なぜこれらの種別について「使用不可能」に設定する必要があるかについては、こちらをご参照ください。
※2014年8月29日公開の更新パッチより、設定画面上に制限事項等を表記する仕様に変更しております。
[設定適用]をクリックし、適用範囲を確認し、[はい]をクリックします。
※2014年8月29日公開の更新パッチより、設定画面上に制限事項等を表記する仕様に変更しております。
「設定変更確認」画面が表示され、設定が適用されます。
1.で一括に設定をおこなったとしても、デバイスを個別に「使用可能」に設定している場合は、個別設定の制限が優先されますので、2.の作業をおこなう必要があります。
2. 個別設定で「使用可能」となっているデバイスを「使用不可能」に設定する
「デバイス毎制御設定」画面から、管理状態が「使用可能」となっているデバイスを選択し「詳細表示」を選択します。
「使用制限設定」タブをクリックし、「管理状態変更」をクリックします。
管理状態を「使用不可能」に設定し、「OK」をクリックします。
詳細表示画面に戻ります。[OK]をクリックします。
USBデバイスの使用制限が設定されます。
初期設定の状態では、未登録のUSBデバイスを使用したときには「使用不可能」になるよう設定されています。ただし、この登録設定が「使用可能」となっていると、制御ができないため、「使用不可能」になっているか設定画面を確認してください。
3. 初期登録の設定画面を確認する
「デバイス管理」画面で[設定]をクリックします。
設定画面の「USBデバイス設定」タブをクリックし、設定画面を確認します。
なぜ [イメージスキャナー デジタルカメラ等][モバイル端末][カードリーダー/ライター USBハードディスク USBメモリ等]に対して制限をかける必要があるのか?
スマートフォンをPCにUSB接続する場合、現在3つの接続モードが存在します。
- 1. MTP(Media Transfer Protocol)モード
- 2. PTP(Picture Transfer Protocol)モード
- 3. カードリーダーモード
スマートフォンによる情報の持ち出しを防ぐには、それぞれの接続モードに対して使用制限をかける必要があります。
- スマートフォンをMTPモード、PTPモードで接続した場合
- 「イメージスキャナー デジタルカメラ等」で登録・分類されます。
- スマートフォンをカードリーダーモードで接続した場合
- 「カードリーダー/ライター USBハードディスク USBメモリ 等」で登録・分類されます。
- スマートフォンをデバイス種別設定にてプリセット登録、または手動で「モバイル端末」で登録しているものについては「モバイル端末」に登録・分類されます。